つばちゃんドットコム

旅人。本のレビューが中心です!

ケトン体が人類を救う【オススメ本】

本書を読めば、栄養学の常識はひっくり返る。これまでは、血糖値を上昇させるものは炭水化物と脂質だと考えられていたが、本当は炭水化物(糖質)のみだったのである。脂質、たんぱく質は血糖値の上昇には無関係だ。

人間は基本的にブドウ糖(グルコース)をエネルギー源で活用して生きているが、それは近代の短い期間でそうなっているだけであり、人類は本来、脂質を分解して形成されるケトン体エネルギーによって命を繋いでいたことが判明した。ケトン体とは、これまで幾度となく飢餓に苦しんできた人類が生み出した貴重なエネルギーエンジンなのだ。胎児や赤ちゃんがブドウ糖ではなく、ケトン体に頼って生きていることを証明したのも著者である。

ブドウ糖エネルギーとケトン体エネルギーの違いは明白だ。ブドウ糖エネルギーは体内にグリコーゲンを200g~300gくらいしか蓄えられないので、たった1000kcalしか持ち合わせがない。一日に2000kcal消費するとしたら、12時間後には再度体内にブドウ糖を補給しなければならない。一方ケトン体エネルギーは、脂肪をエネルギー源として使用するので、体重60キロで体脂肪率が20%だったら、12キロ脂肪があるのでエネルギーにすると108000kcalありちょっとやそっとで倒れたりはしない。おまけに脂肪を燃焼してくれてダイエット効果もあり一石二鳥だ。

私は本書を読む前から糖質制限(ローカーボ)実践者の一人だが、効果の大きさに驚かされる。体重は開始2か月で73kg→62kgへ減量成功。行ったことは、糖質制限と少しの筋トレのみである。私はスポーツをやっているので筋トレをしているが、痩せるだけなら糖質制限だけでOK。体重以外にも変化が出た。昼食を食べた後眠くならない。仕事中の集中力が今までの自分では考えられないほど持続する。夜就寝すると、朝まで爆睡など。

今糖尿病や肥満に悩んでいる人、もしくはなりかけている人は是非本書を手にとって正しい知識を身につけて糖質制限を行ってほしい。新しい人生を送ることができるだろう。